第87話 ガミガミじいさん

あらすじ

凍りつくような風が吹き付けるある冬の夜、機関車たちはなかなか眠れません。

トーマスが機関士から聞いた話をします。
みんなが耳を傾けました。

むかしむかし、あるところに、3台のちいさな機関車がいました。

彼らは、小さな機関庫に住んでいます。

名前は、「デューク」「スチュアート」そして、「ファルコン」。

デュークが一番年寄りで、その名前はソドー島の公爵閣下の名前から付けられました。

それが、彼の誇りでとにかくお行儀にうるさいです。

だれかがちょっと失敗をすると、デュークは決まってこういいます。

「閣下に申し訳ないことだ」

いろんな機関車が来ては去っていきましたが、デュークだけはずっと同じところにいました。

スチュアートとファルコンは彼のことを“ガミガミじいさん”と呼んでいます。

彼が大好きですが、閣下の連発にはいいかげんうんざりしていました。

デュークから、「スマージャ」の話を聞いてから、スチュアートとファルコンは本当に役に立つ機関車になり、3台は何年も幸せに暮らしました。

しかし、その幸せは続きませんでした。

丘にある炭鉱が閉鎖され、鉄道も閉鎖になりました。

機関車を買いに、お客がやってきます。

「スチュアートとファルコンを買おう」

だれも、年老いたデュークを欲しがりません。

彼らは、デュークを元気付けようとしましたが、その夢が実現するとは誰も思いませんでした。

最後に機関士と助士がデュークに油を差し、グリスを塗りました。

そして、シートを被せてさよならでした。

彼らも新しい働き口を、見つけなければなりません。

デュークは一人ぼっちになりました。

激しい冬の雨が丘の土を、洗い流します。

木が生い茂り、草が生えてきました。

機関庫はすっかり埋もれてしまい、そのなかで眠るちいさな機関車も、いつしか忘れ去られていきました。

「ハッピーエンドにならないよ」

パーシーがいいます。

トーマスが、

「でも、続きがあるんだよ。そのお話は、また今度ね」

出演
・トーマス
・トビー
・パーシー
・ダック
・デューク
・ピーター・サム(スチュアート)
・サー・ハンデル(ファルコン)

なんだか、ちょっと寂しいお話でしたね。
デュークは、どうなってしまうのでしょう?


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