あらすじ
凍りつくような風が吹き付けるある冬の夜、機関車たちはなかなか眠れません。
トーマスが機関士から聞いた話をします。
みんなが耳を傾けました。
むかしむかし、あるところに、3台のちいさな機関車がいました。
彼らは、小さな機関庫に住んでいます。
名前は、「デューク」「スチュアート」そして、「ファルコン」。
デュークが一番年寄りで、その名前はソドー島の公爵閣下の名前から付けられました。
それが、彼の誇りでとにかくお行儀にうるさいです。
だれかがちょっと失敗をすると、デュークは決まってこういいます。
「閣下に申し訳ないことだ」
いろんな機関車が来ては去っていきましたが、デュークだけはずっと同じところにいました。
スチュアートとファルコンは彼のことを“ガミガミじいさん”と呼んでいます。
彼が大好きですが、閣下の連発にはいいかげんうんざりしていました。
デュークから、「スマージャ」の話を聞いてから、スチュアートとファルコンは本当に役に立つ機関車になり、3台は何年も幸せに暮らしました。
しかし、その幸せは続きませんでした。
丘にある炭鉱が閉鎖され、鉄道も閉鎖になりました。
機関車を買いに、お客がやってきます。
「スチュアートとファルコンを買おう」
だれも、年老いたデュークを欲しがりません。
彼らは、デュークを元気付けようとしましたが、その夢が実現するとは誰も思いませんでした。
最後に機関士と助士がデュークに油を差し、グリスを塗りました。
そして、シートを被せてさよならでした。
彼らも新しい働き口を、見つけなければなりません。
デュークは一人ぼっちになりました。
激しい冬の雨が丘の土を、洗い流します。
木が生い茂り、草が生えてきました。
機関庫はすっかり埋もれてしまい、そのなかで眠るちいさな機関車も、いつしか忘れ去られていきました。
「ハッピーエンドにならないよ」
パーシーがいいます。
トーマスが、
「でも、続きがあるんだよ。そのお話は、また今度ね」
出演
・トーマス
・トビー
・パーシー
・ダック
・デューク
・ピーター・サム(スチュアート)
・サー・ハンデル(ファルコン)
なんだか、ちょっと寂しいお話でしたね。
デュークは、どうなってしまうのでしょう?
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