第89話 ブルドッグ

あらすじ

ある朝、パーシーはイライラしていました。

ボディーを塗り替えたので、みんなに見せたくてウズウズしていたのでした。

機関庫には、デュークの肖像画がかかっています。

機関士から聞いた話を、トーマスが話します。

むかし、ピーター・サムがスチュアートと、サー・ハンデルがファルコンと呼ばれていた頃、彼らはデュークと古い鉄道で働いていました。

そのころ、ファルコンはまだ、未熟でした。

ある日、支配人がやってきます。

デュークと一緒に、山道を走る練習をすることになりました。

次の日になりました。

2台は出発します。

機関車のスピードがどんどん、落ちてきました。

急ぐファルコンを、あわてるなとデュークがいいます。

トンネルに差し掛かりました。

ファルコンはトンネルが嫌いでした。

カーブしていて、よく見えません。

やっと、トンネルを抜け、ホッとしたその瞬間。

ファルコンは脱線し、命からがら崖っぷちからぶら下がっていました。

デュークは力をふりしぼって、踏みとどまっています。

機関士と助士が2台を助けようと、すばやく仕事に取り掛かりました。

ところが、また、トラブルです。

デュークに水がありません。

幸い、近くに作業員の家がありました。

次から次へと水の入ったバケツやなべを受け渡され、デュークはのどを潤していきます。

どんどん、力を蓄えていきました。

みんなの協力のおかげで、ついにデュークはファルコンを線路に引っ張り上げることが出来ました。

そして、再び、彼らは出発します。

駅で支配人が待っていました。

ファルコンはデュークにお礼をいいます。

出演
・トーマス
・パーシー
・ゴードン
・ヘンリー
ジェームス
トビー
デューク
ピーター・サム(スチュアート)
サー・ハンデル(ファルコン)

ファルコンが脱線して、危機一髪でデュークが助けてくれましたね。
油断は禁物ですね。


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第88話 ねむりひめをさがせ

あらすじ

その晩のソドー島は、美しい月夜でした。

一日の仕事を終えた機関車たちは無事、機関庫に収まりました。

みんながトーマスにデュークの話の続きを聞かせてといいます。

トーマスの話がはじまりました。

デュークは、スチュアートとファルコンという2台の若い機関車と暮らしています。

彼らは行儀にうるさいデュークを「ガミガミじいさん」といってからかいましたが、それでもみんな幸せでした。

やがて鉄道が閉鎖され、若い機関車たちは去っていきます。

デュークはひとり、機関庫に取り残されました。

彼は眠りにつき、あたりは次第に荒れ果てていきます。

でも、デュークは決して忘れられたわけではありません。

月日が流れ、いまから何年か前、ハット卿の所にお客が訪ねてきました。

デュークを見つけて、幸せにしたいといっています。

男たちは、はるかな山を目指して出発しました。

日が経つにつれて、捜索隊の旅はきびしさを増します。

でも、捜索隊はあきらめません。

しかし、なかなかデュークは見つかりませんでした。

彼らは丘をよじ登り、水路をかき分けて進みます。

そして、ついに捜索の旅が終わりました。

それは、思わぬ偶然でデュークを見つけます。

そして、一行は出発しました。

スチュアートとファルコンが、大喜びで迎えます。

デュークは久しぶりの笑顔でした。

「これでこのお話は、ぜんぶおしまい」

トーマスがいいます。

それからまもなく、みんな眠りにつきました。

出演
・トーマス
・パーシー
・ヘンリー
・ジェームス
・デューク
・ピーター・サム(スチュアート)
・サー・ハンデル(ファルコン)

無事にデュークが見つかってよかったです。


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第87話 ガミガミじいさん

あらすじ

凍りつくような風が吹き付けるある冬の夜、機関車たちはなかなか眠れません。

トーマスが機関士から聞いた話をします。
みんなが耳を傾けました。

むかしむかし、あるところに、3台のちいさな機関車がいました。

彼らは、小さな機関庫に住んでいます。

名前は、「デューク」「スチュアート」そして、「ファルコン」。

デュークが一番年寄りで、その名前はソドー島の公爵閣下の名前から付けられました。

それが、彼の誇りでとにかくお行儀にうるさいです。

だれかがちょっと失敗をすると、デュークは決まってこういいます。

「閣下に申し訳ないことだ」

いろんな機関車が来ては去っていきましたが、デュークだけはずっと同じところにいました。

スチュアートとファルコンは彼のことを“ガミガミじいさん”と呼んでいます。

彼が大好きですが、閣下の連発にはいいかげんうんざりしていました。

デュークから、「スマージャ」の話を聞いてから、スチュアートとファルコンは本当に役に立つ機関車になり、3台は何年も幸せに暮らしました。

しかし、その幸せは続きませんでした。

丘にある炭鉱が閉鎖され、鉄道も閉鎖になりました。

機関車を買いに、お客がやってきます。

「スチュアートとファルコンを買おう」

だれも、年老いたデュークを欲しがりません。

彼らは、デュークを元気付けようとしましたが、その夢が実現するとは誰も思いませんでした。

最後に機関士と助士がデュークに油を差し、グリスを塗りました。

そして、シートを被せてさよならでした。

彼らも新しい働き口を、見つけなければなりません。

デュークは一人ぼっちになりました。

激しい冬の雨が丘の土を、洗い流します。

木が生い茂り、草が生えてきました。

機関庫はすっかり埋もれてしまい、そのなかで眠るちいさな機関車も、いつしか忘れ去られていきました。

「ハッピーエンドにならないよ」

パーシーがいいます。

トーマスが、

「でも、続きがあるんだよ。そのお話は、また今度ね」

出演
・トーマス
・トビー
・パーシー
・ダック
・デューク
・ピーター・サム(スチュアート)
・サー・ハンデル(ファルコン)

なんだか、ちょっと寂しいお話でしたね。
デュークは、どうなってしまうのでしょう?


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第86話 ゆうびんやとバン

あらすじ

毎朝、お客を乗せたバスのバーティーは、くねくねと曲がりくねった田舎道を駆け抜けます。

橋を渡り、トーマスの支線を通り過ぎてゆきます。

それからバーティーは、友達がすれ違うのを見ると親しげにクラクションを鳴らします。

友達の名前は、郵便配達のトム・ティッパー。

毎日、トムはソドー島の中を楽しそうに走っていました。

彼は駅で止まると、トーマスやパーシーが引いてくる郵便車から、手紙や小包を受け取ります。

それから、村のあちこちの農場や家に郵便を配達します。

線路が通っていないところでもトムがいるかぎり、大丈夫です。

雨の日も晴れの日も、ポストの手紙が集められ、そして、無事に配達されました。

列車に郵便袋を詰め込むときも、彼が手を貸してくれます。

ある日、ホームにトムの姿が見えず、見慣れぬ郵便屋が郵便袋をドサッとおろすと、そのままいなくなってしまいました。

翌朝、トムがいるのを見て機関車たちはうれしくなります。

しかし、トムは浮かない顔です。

バンが使えなくなり、時間がかかるので手伝えないといっています。

大きな声が聞こえて、だれかがトムを呼び止めています。

「ハット卿のオフィスにもどってくれ。書類にサインがほしいんだって」

「やれやれ、いやになっちゃうな。ますます、配達が遅くなっちゃうよ」

彼はあせって、不注意になっていました。

自転車を郵便車に立てかけると、大急ぎで走っていきます。

機関士が自転車に気がつかないで、そのまま出発してしまいました。

自転車が巻き込まれ、機関士が大急ぎで、列車を止めます。

みんなが現場に駆けつけてみると、トムの自転車がバラバラになっていました。

トムは歩いて、配達をするといっています。

しかし、心配することはありませんでした。

翌日、彼はうれしそうにパーシーを待っています。

新しい、バンがありました。

これで、時間通りに配達が出来ます。

「よかった。ぼくも少しは役にたったのかな?」

出演
・トーマス
・バーティー
・パーシー


新しいバンを買ってもらい、時間通りに配達ができるようになりよかったですね。
はじめは、車がトムだと思っていたら、人でした。


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第85話 ちょっとしたみもの

あらすじ

路面機関車のトビーは、とても興奮していました。

ピカピカ光る、新しいベルをつけてもらったからです。

海辺に向けて、出発しました。

走っている最中に機関士が、わけを話してくれました。

村でパレードがあるのですが、その出し物がトビーなのです。

まもなく、村の小さな駅に到着しました。

ですが、紳士がひとりいるだけで、歓迎の様子がありません。

紳士は機関士に何かささやくと、すまなそうに去っていきます。

出し物が必要なくなりました。

パーシーが構内に入ってきました。

トビーがいるので、驚いています。

ハット卿が到着しました。

「パーシー、ここに貨車を置いていきたまえ。港でトラブル発生だ」

「バルストロードが問題をおこしたんだ」

機関士がいいます。

「バルストロードとは、ひねくれもののはしけのことだ」

機関士のいうとおりでした。
きょうのバルストロードは、手が付けられないほど機嫌が悪いです。

パーシーが到着した時も、バルストロードはふくれっ面でしたし、貨車たちもむくれていました。

貨車をパーシーが押すと、車止め吹き飛ばして飛び出していきます。

バルストロードの上に、貨車たちが落ちてしまいました。

後片付けには、時間がかかりました。

パーシーは、バルストロードが浜辺に引かれていくのを、眺めていました。

バルストロードは子どもたちの遊び場にされてしまいます。

パーシーは駅に帰ってくると、トビーときょうのニュースを交換しました。

「機関士がいってたけど、特別なことをしなくったって、きみもぼくもちょっとした見物だって」

トビーがいいます。

パーシーが

「ちょっとした見物? どういうこと?」

「みんなに笑いかけて、汽笛を鳴らすってことさ」

出演
・パーシー
・トビー

パレードには、出られませんでしたが、機関士はトビーとパーシーのことを「ちょっとした見物」とうまいことをいいましたね。


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第84話 さかなにはきをつけろ

あらすじ

星が輝く満月の夜、はるかな船の音や笑い声が聞こえてきます。

それは、港や海辺の駅が休まず働いているからです。

ある晩、新鮮な魚の積荷が届きました。

ハット卿は、何台かの貨車をつなげて臨時の貨物列車を仕立てることにしました。

その名も、フライングキッパー。

残っている貨車は何年もつなげていない、古いものばかりです。

ヘンリーが波止場でイライラしながら待っているところに、貨車が着ました。

トーマスが郵便車を引っ張ってきます。

トーマスがダックに魚に気をつけるようにいいました。

一方、ヘンリーは不満でした。
荷物が増えたからです。

その頃、ダックはエドワードの駅でヘンリーを待っていました。
ヘンリーを後ろから押して、助けるためです。

ヘンリーは走っていました。

エドワードの駅に着くと、機関士がホームの先で列車を停車させました。

それから、ヘンリーが特別な合図を送ります。

ダックが静かに、ヘンリーの列車に近づきました。
でも、連結はしません。

丘の上から、ヘンリーが一気に駆け下りるからです。

いよいよ、出発です。

まもなく、ゴードンの丘に差し掛かります。

ヘンリーは気がつかないうちにグイグイ列車を引っ張っていました。

ダックは突然、軽くなった気がしました。
そして、大変なことに気づきました。

ヘンリーのテールランプが見えません。
ダックが汽笛をならしても返事がありません。

ヘンリーも異変に気づきました。

だんだん、スピードが落ちてきます。

そして、トラブルが起きました。

ダックがぶつかって、あたりいったいに猛烈な魚のにおいがたちこめました。

翌日、丘のふもとで作業員が、こわれたテールランプを発見します。

ハット卿がダックにやさしく、話しかけました。

「テールランプが壊れたのはわれわれのせいだ。すぐにもとにもどりてやるからな」

「トーマスにいわれたけど、やっぱり、魚は要注意だったんですね」

と、ダックはいいました。

出演
・トーマス
・ダック
・ヘンリー

トーマスに「魚には気をつけるように」といわれていましたが、事故を起こしてしまいましたね。
本当に魚には要注意ですね。

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第83話 トードのめいあん

あらすじ

オリバーが修理を終えて、工場から戻ってきました。

いじわるな貨車たちにだまされ、転車台の穴に落ちてしまったのです。

すっかりきれいに直ったものの、まだ、貨車たちのことが気にかかります。

貨車たちが、大合唱をしています。

大合唱をやめないので、みんなあきらめてしまいます。

ブレーキ車のトードも、同情しました。

翌朝、トードはダグラスに相談しました。

トードにはある考えがあるようです。

トードはすぐに自分の考えをみんなに披露しました。

オリバーは貨車を2台ずつ引っ張ってきました。

スクラフィーを孤立させて、突き飛ばそうということです。

オリバーは力いっぱい引っ張ります。

スクラフィーはバラバラになってしまいました。

ハット卿がやってきて、組み立てなおせば、マシになるだろうといいます。

最近では、手が足りない時だけオリバーが手伝ってくれます。

でも、貨車たちは用心していました。

こりたスクラフィーは、ただ、黙っているだけでした。

出演
・トーマス
・オリバー
・ダック
・パーシー
・ドナルド
・ダグラス

トードの名案ということですが、すこし残酷なような気がしました。


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第82話 デイジーとおうしのめだま

あらすじ

路面機関車のトビーは、牛よけの板と車輪のカバーを付けています。

線路に迷い込んだ動物が、けがをしないように守るためです。

デイジーはトビーの牛よけ板をバカにしていました。

農場を横切るとき「ふうん」というと、馬は立ち止まって彼女が通過するのを待ちました。

次の駅で、警官が待っています。

この先の線路に、お牛が迷い込みました。

「持ち主のところにもどるように、追い出してくれ」と頼まれます。

デイジーはワクワクしました。

お牛のチャンピオンは決して暴れん坊ではありませんが、今朝は機嫌が悪いです。

牧草地から抜け出し、柵を破ってがけをズルズルとすべり、どこか知らない場所に出てしまいました。

目の前に牧草がありました。

「朝飯をいただくとするか」

そこへデイジーがきて、汽笛を鳴らしますが、お牛は振り向きもしません。

やっとチャンピオンが振り向きました。

チャンピオンがデイジーのにおいをかぎます。

デイジーは悲鳴を上げて、逃げ出しました。

トビーは、逃げもどったデイジーを見て、かわいそうやらおかしいやら。

トビーはチャンピオンを探しにいきます。

チャンピオンを見つけつと、トビーは汽笛を鳴らしました。

でも、チャンピオンは知らん振りです。

次に、シューと蒸気を吐きます。

これはうまくいきました。

もう一回、トビーがシューとやると、朝ごはんを終えたチャンピオンは満足そうに飼い主の元に返っていきました。

デイジーは一日の仕事を終えて、クタクタになって帰ってきます。

ホームに少年たちがいました。

「ぼく、キャンディー持っているんだ。これなんていうか知ってる? お牛の目玉。ぼく大好きなんだ、きみは?」

「ふん、そんなものいらないわよーだ」

デイジーはあわてて、車庫に駆け込みました。

出演
・デイジー
・トビー

デイジーはお牛を追い払えずに、逃げてしまいました。
さすがのデイジーもかなわなかったようですね。


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第80話 じょおうへいかがやってくる

あらすじ

大型機関車のゴードンとタンク機関車のトーマスが帰りを急いでいます。
きょうは、大忙しでした。

前に、ゴードンがドブに落ちたことがありました。

今度はそのことをからかっていたトーマスが、穴に落っこちゴードンに助け出されました。

彼らが機関庫に帰ってくると、なんとペンキ屋さんがあちこちにいます。
ペンキも置いてあります。

女王陛下がやってくるのです。

女王陛下の列車を引っ張るのは、ダレなのでしょう?

やがて、雨が降ってきました。

ヘンリーの機関士と助士は、運転席が濡れないようにシートをかけます。

ペンキ屋さんははしごの上です。

ヘンリーの煙が、空高く舞い上がりました。

ペンキ屋さんは前が見えなくなって、ペンキもろともヘンリーの上に落っこちてしまいました。

ヘンリーのボディーに白いペンキがついてしまい、
ハット卿は「女王陛下の列車は無理だな、他をあたるとするか」といいます。

ゴードンとトーマスが待ち構えています。

ハット卿は

「まず、エドワードが案内役とつとめる。トーマスが客車の面倒、ゴードンが列車を引っ張りたまえ」

と、いいました。

いよいよ、その日がやってきました。

機関車たちは、乗客を一生懸命、街まで運びます。

トーマスが構内の客車を片付けます。

エドワードが滑り込んできました。

「女王陛下が到着するぞー」

やがて、ゴードンが汽笛を鳴らしながら、近づいてきました。
御なじみの汽笛です。

女王陛下の列車は、すべる様に駅に入ってきました。

ゴードンはピカピカに磨かれ、真鍮は輝くばかりです。

ハット卿が迎えました。

「ようこそ、陛下」

陛下は列車の乗り心地をほめ、機関車を見学したいとおっしゃりました。

トビーとパーシーが汽笛を鳴らします。

ヘンリーとジェームスがたしなめましたが、トビーとパーシーは平気です。

みんなが一斉に汽笛を鳴らしました。

出発の時間がくると、陛下は特別に客車係りのトーマスに話しかけました。

次に、エドワードに声をかけました。

最後に、陛下を運んだゴードンです。

ハット卿の鉄道にいて、こんなに晴れがましい気分になったのは、初めてでした。

出演
・トーマス
・ゴードン
・パーシー
・ジェームス
・ヘンリー

女王陛下がきましたが、なにごとも、なかったのでよかったです。


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第79話 トンネルのなかのかいぶつ

あらすじ

タンク機関車のトーマスが、楽しそうに支線を走っています。
アニーとクララベルも一緒です。

ハット卿がホームで待っていました。
腕時計を見ています。

「よし、時間キッカリだ。おまえは頼りになるな」

しかし、ヘンリーとジェームスは、ご機嫌斜めでした。

パーシーがやってきます。

「みんな、ニュースを聞いたんだね。サーカスがきたんだよ」

みんなで、サーカスの貨車を運びます。

ゴードンとヘンリーは、また、遅れてしまいます。

サーカスの貨車はジェームスが引っ張って行ってしまいました。

しばらくして、ハット卿が戻ってきました。

ヘンリーに作業員を乗せて、トンネルの様子を見てくるように頼みます。

トンネルの入り口に、止まりました。

作業員たちが、中に入っていきます。

トンネルの中は真っ暗で、物音ひとつしません。

すると、突然、作業員は悲鳴を上げて、外に逃げ出してきました。

中に、生き物がいるようです。

ヘンリーが貨車を押していくことになりました。

ヘンリーは行きたがりませんが、しぶしぶ入っていきます。

やがて、たいへんなことが起きました。

トンネルの怪物は、馬鹿力で列車を押し戻します。

ヘンリーが出てきます。
次に貨車。

そして、最後になんと、怒っている象が姿を現しました。

作業員が象に、おかしを与えます。
そして、水を3杯飲み、4杯目を飲もうとしたとき、ヘンリーが蒸気をはきました。

象は驚いて、鼻で水を吹きあげました。

ヘンリーはびしょ濡れです。

まもなく、飼育係りが象を迎えに来ました。

ヘンリーは落ち込んでいます。

その晩、ヘンリーは仲間にきょうのことを話しました。

ゴードンとジェームスは同情もしてくれましたが、からかいました。

「最初は雨、今度は象。この次はなにを怖がるんだ」

ゴードンがいいます。

「ヘンリー、気にしない、気にしない。きょうの君は勇敢で頼りになる機関車だったよ」

トーマスがいいました。

出演
・トーマス
・ヘンリー
・ジェームス
・パーシー
・ゴードン

トンネルの中に象がいるとは、驚きでしたね。
しかし、どうやって入ったのでしょうね?


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第78話 ぼうけんいっぱいのクリスマス

あらすじ

タンク機関車のトーマスが、楽しそうに走っています。

12月の雪の朝、トーマスは村の人々に声をかけました。

「もうすぐクリスマスだね。みんなに手紙やプレゼントを運んでくるからね」

しかし、それから一週間過ぎると、吹雪になってしまいました。

島中、深い雪に覆われてしまいました。

とても機関車が走れる状態ではありません。

そこで、ダグラスたちがかりだされて、雪の山を切り崩しました。

トーマスは、クリスマスに配達する郵便物を集めていました。

パーシーも配達をしたいようです。

しかし、パーシーにも配達するチャンスがやってきます。

トーマスに用事ができたので、パーシーが配達をすることになりました。

パーシーは楽しそうに村への道を走っていきます。

ところが、線路の向こうで信号士が赤いランプを振っています。

雪で通れないので、応援を呼びにいきます。

パーシーはヘリコプターのハロルドのところへ急ぎました。

ハロルドはすぐに飛び立っていきます。

そこへ、トーマスがテレンスと作業員たちをつれてやってきました。

トーマスとパーシーは雪をかき分けながら、進んでいきます。

やっと、村に到着しました。

ハロルドが先に着いていて、村の人々に荷物を落としているところでした。

テレンスはすぐに仕事に取り掛かります。

作業が終わり、村の人々は歓声を上げました。

パーシーの郵便物はまだ、待避線のところに置いたままです。

パーシーは急いで、郵便車を取りにいきました。

トビーがヘンリエッタを連れて着ます。

村の人々に温かい食べ物や飲み物を持ってきました。

その夜、機関車たちはトビーを残して、全員、機関庫に戻りました。

村の人々は機関車たちにお礼をしようと、ペンキの缶のプレゼントをヘンリエッタに積み込みます。

トビーが引っ張り、月明かりの道を機関庫に向かいました。

トビーが機関庫にこっそりもどったとき、機関車たちはみんなぐっすり眠り込んでいます。

次の朝、機関車たちが目を覚ますと驚きました。

機関庫がきれいに、塗り替えられて、飾りつけられています。

そして、たくさんのプレゼント。

「これが本当のハッピークリスマスだね」

出演
・トーマス
・トビー
・ゴードン
・ヘンリー
・ジェームス
・エドワード
・ダック
・ドナルド
・バーティー
・テレンス
・ハロルド
・パーシー

やっかいな雪でしたが、いいクリスマスになりましたね。

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第77話 くだものれっしゃ

あらすじ

その朝、ソドー島はすばらし天気でした。

ジェームスは、赤いボディがキラキラと日に輝くそんな自分の姿に満足していました。

連絡駅に着いたとき、パーシーが貨車を引いてやってくるのを見て、ジェームスは驚きました。

パーシーが遅れているからです。
パーシーに文句をいって、走り去っていきます。

ジェームスは港に着きました。

その日は市場が開かれて、港には遠い国から運ばれてきた、いろいろな果物の甘いにおいが漂っています。

ジェームスの貨車にイチゴやメロンやオレンジ、バナナなどが注意深く積み込まれていきました。

その貨車を引いてジェームスは、再び本線に戻ります。

帰る途中で、トーマスに会いました。

ここでも、ジェームスはパーシーのことをいいます。

パーシーは操車場に戻り、遅れた時間を取り戻そうと、貨車を引込線に入れる仕事で忙しいです。

そこへ、駅長が悪い知らせを持ってきました。

ジェームスのブレーキが外れなくなってしまいました。

パーシーは、すぐに助けにいきます。

パーシーは動けなくなったジェームスを見て、思わず笑ってしまいました。

ジェームスの貨車を、パーシーが押していきます。

パーシーはあわてていたので、ポイントが故障をしていて間違った線路に入ってしまったことに気づきませんでした。

「あぶない、パーシー!」

機関士が叫び、ブレーキをかけますが間に合いません。

機関士と助士は無事でしたが、グシャグシャになったくだものがパーシーの身体中に飛び散りました。

その夜は、みんなしょげていました。

特に、ジェームスとパーシーは沈み込んでいました。

トーマスが「失敗の原因はいろいろあるけど、いい勉強をしたってことかな」

最後、みんなで「いろいろあっても役に立つ機関車」

出演
・トーマス
・ジェームス
・ゴードン
・ヘンリー
・ダック
・エドワード
・パーシー

ジェームス、パーシーは、失敗をして落ち込んでいましたが、最後は元気になったようでよかったです。


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第76話 やったねビルとベン

あらすじ

ある朝、ふたごのビルとベンは石切場で貨車をせっせと、運んでいました。

いたずら好きのふたりは仕事にあきると、うずうずしはじめます。

そこへ石切場の監督がやってきました。

「ハット卿から港の駅にくるようにって、電話があったぞ」

ハット卿がふたりを待っていました。

「エドワードが子どもたちと遠足にいっている。操車場の仕事をやってもらいたい」

ゴードンがふたりの姿を見ると、厳しい口調でいいました。

「行儀よくしろよ。ここは本線なんだからな」

貨車たちが「いいやり方をおしえてやるよ」といいます。

貨車たちがニヤニヤしています。
罠でした。

その夕方、操車場は大混乱しています。

ビルとベンは貨車たちに振り回され、ヘトヘトになっていました。

夜になって、ゴードンとその乗客は駅の外で、イライラしながら待っています。

ビルとベンは、遅れを取り戻そうと必死に働きましたが、ゴードンの出発は大幅に遅くなりました。

次の日、ビルとベンはきのうの失敗を気にしながら、石切場で働いていました。

そこへ、地すべりが発生します。

作業員たちは急いで、貨車によじ登りました。

彼らが出発しようとした時、作業員がひとり取り残されています。

ベンが慌てて止まり、その作業員が貨車に乗り込むのを待ち、危機一髪のところで石切場を脱出しました。

「ビルとベン、君たちは貨車についてもっと勉強する必要があるが、今回は勇敢に行動してくれた」

ハット卿がいいます。

作業員たちもみんなほめました。

「ありがとう」

「英雄だって。なんかてれちゃうな」

出演
・ゴードン
・ビル
・ベン

いたずら好きのふたごですが、今回は勇敢でしたね。
あの事故でけが人も出なくてよかったです。


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