第75話 にかいだてバスのバルジー

あらすじ

その日はソドー島の祭日でした。
バスのバーティーは、これまでにないほど一生懸命に働いています。
機関車たちもみんな忙しいです。

ダックは次の仕事を待っています。
彼の横には、赤い二階建バスがいました。
でも、バーティーみたいにやさしそうではありません。

鉄道はいつか無くなるといっています。

ダックは、このバスのいうことを本気にしませんでした。

連絡駅に着くと、ダックはオリバーにそのバスのことを話しました。

「そいつのこと、頭でっかちのバルジーって呼んでやろう」

しかし、その日の午後、オリバーが怒ってやってきました。

バルジーが、機関車のお客を横取りするつもりらしいです。

夕方、機関車たちが帰り客を待っていましたが、なかなかきません。

バルジーのボディーには、“鉄道バス”と書いた大きな看板が貼り付けてありました。
あざ笑いながら、出ていきます。

ダックはバルジーに仕返しをしたかったのですが、よい方法が見つかりません。

そのとき、ダックは遠くで危険を知らせる赤い旗を振っている人がいるのに気づきました。

なんと、バルジーが陸橋の下に引っかかって、動けなくなっています。

バルジーの乗客はカンカンに怒っています。

まず、乗客を送ることにしました。

ダックはそろそろと注意深く、陸橋の上を進んでいきます。

ダックは急いで乗客を送り、全員を無事に連絡列車に乗せることが出来ました。

まもなく、橋は修理されましたが、バルジーはその後も全然態度をよくしようとしないので、とうとう、にわとり小屋にされてしまいました。

出演
・トーマス
・ダック
・バーティー
・オリバー
・バルジー

バルジーが態度をよくしないのは悪いとおもいますが、ペナルティーが厳しすぎるかなと思いました。


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第74話 ちょっとちがうよオリバー

あらすじ

青い空にふんわりした雲が浮かび、よそ風が吹き抜けています。

そんな日に、岡の上にたって下を見下ろすと、海辺の支線でダックとオリバーが忙しそうに働いているのが見えます。

2台の機関車はピカピカに塗られたボディが自慢でした。

オリバーは今でも、ダグラスに助けたれたときのことをよく話します。

みんなもオリバーの冒険談を聞きたがっていました。

みんなにほめられて、オリバーはひどくうぬぼれてしまいます。

ある日、ハット卿が会いにきました。

「きみはよくやっている。貨車たちについても勉強したほうがいいな」

賢い機関車なら、だれでも貨車を扱うたいへんさをよく知っています。
みんなオリバーに気をつけるように注意しましたが、オリバーは耳を貸しませんでした。

オリバーは荷物を積んだ貨車を引っ張って退避線に入れ、空の貨車をシュートの下に押していきます。

そしてもどってきて、荷物を積んだ貨車を動かそうとしました。

ところが、貨車たちは動こうとしません。

貨車たちは最初は素直に働いているように見せて、いきなりオリバーを押し始めました。

オリバーの機関士はあわててブレーキをかけましたが、役に立ちません。

オリバーは必死になって止まろうとしますが、貨車たちはしつこく押し続けます。

オリバーは転車台の下に落ちてしまいました。

ダックは様子を見ていました。

「大丈夫かい? オリバー。これでもまだ、賢明な機関車と呼ばれたい。こんな事故は二度と起こしてほしくないね」

その晩、オリバーは助け出され、ハット卿に謝りました。

ダックがオリバーに声をかけます。

「あの支線は君がいないと困るんだ。早くもどっておいでよ」

数日後、オリバーはもどってきました。
前よりもずっと、きれいに塗りなおされています。
彼自身も前よりずっと、賢い機関車になりました。

出演
・トーマス
・ダック
・ゴードン
・ヘンリー
・ジェームス
・パーシー
・ドナルド
・オリバー

オリバーは調子に乗ってしまい失敗してしまいましたが、反省をして賢い機関車になりましたね。


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第73話 オリバーのだっしゅつ

あらすじ

ある日、エドワードとトレバーがおしゃべりをしていると、ダグラスがやってきました。
重そうな貨車を引いています。

「仕事中にムダ話はいけませんな」

エドワードはムッとします。

後でエドワードはダグラスに文句をいいました。

その晩、ダグラスは夜行の貨物列車を引いて、遠くの駅までやってきました。
そこはディーゼル機関車しか、働いていない駅でした。

彼が支線に入り、帰り支度をしていると「シュー」という音が聞こえてきます。

「そこにいるのは、だれです?」

「あなたは、ハット卿のところの機関車ですか?」

「えぇ、そうですよ」

「よかった。ぼくはオリバー。いっしょにいるのはブレーキ車のトードです」

「何をしていんですか?」

「逃げ出すところです」

「また、どうして?」

「スクラップにされそうなんです」

「ええー」

ダグラスは、エドワードがトレバーを助けた話を思い出しました。

「私がたすけてあげましょう」

ダグラスの機関士も協力してくれることになり、準備が進められます。

「わたしが引っ張りますから、ついてきてくださいね」

ところが、駅を抜けようとしたところで、作業員に呼び止められてしまいました。

「これを引っ張っていっちゃいかん」

「このスクラップを引き取るところなんですよ」

ダグラスの機関士にそういわれて、作業員はオリバーをジロジロ見回しました。

「どうやらそのようだな。通ってもいいぞ」

「いやー、あぶないところでしたな~」

「ありがとう、本当にドキドキしちゃったよ」

彼らの冒険が終わったのは、明け方でした。

「やっと、着きましたよー」

「シー、まだみんな眠っているよ。オリバーが泊まれるところをみつけてやらなくっちゃ」

「いろいろありがとう。命拾いしたよ」

次の日、ダグラスはみんなにオリバーのことを話しました。

「ハット卿に知らせなくっちゃ」

「オッホン、わしならここにおるぞ、どうしたんだ?」

「もう一台、機関車を増やしてくれませんか?」

「それも蒸気機関車がいいな」

「スクラップに、なりそうなのでもいればな」

「ピッタリのがいますよ、オリバーです」

「ハハハ。君の機関士から聞いてすべて知っていたんだよ。そのオリバーはいま、修理工場にいる」

「わーい、やったー」

オリバーとトードは、大西部鉄道の機関車にふさわしい色に、塗りなおしてもらいました。

いま、オリバーはダックの支線で楽しく働いています。

みんなはその支線を小さな大西部鉄道と呼ぶようになりました。

出演
・トーマス
・ダグラス
・エドワード
・ダック
・ゴードン
・ヘンリー
・ジェームス
・パーシー
・トレバー
・オリバー

オリバーに何があったのかはわかりませんが、無事に逃げ出せてよかったです。
それにしても、機関車のみんなも、ハット卿もやさしいですね。


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第72話 たんすいしゃがほしい

あらすじ

ある日、ゴードンは操車場でたくさんの石炭を入れています。

そこへ、ジェームスがやってきました。

「また、石炭入れているの」

「優秀な機関車には、たくさんの石炭がいるってことをお前にはわかっていないようだな」

ゴードンがいいます。

「ふん、ばかばかしい」

ジェームスは仕事にもどっていきました。

しばらくして、ゴードンが排水パイプから水を入れていると、ダックがやってきます。

「そんなに水をがぶ飲みしないほうがいいんじゃない」

「大型機関車はたくさん水がいるんだよ」

その後、ゴードンは大きな駅の操車場に入っていきました。

向こうにピカピカの炭水車が2台ならんでいるのを見て、ゴードンは思わず叫びました。

「おれに必要なのはこれだよ」

そこへディーゼルが近づいてきます。

「ディーゼルは炭水車がいらない、君らのかわりに俺らが走ってやるよ」

ゴードンは腹を立てました。

次の日もおさまりません。

ハット卿に「炭水車を2台持っているのはどうしてか」と、聞いてみました。

「それは彼の路線には、石炭を入れるところが少ないからだよ」

それを聞いてゴードンは、少し元気になりました。

ところが今度はヘンリーが文句をいっています。
彼は不機嫌そうに貨車にあたっています。

そのとき、ダックがドナルドに何かささやきました。
面白い考えが浮かびました。

「ぼくの炭水車を君にあげようか」

「きみが持っているわけないだろう」

「それならいいや」

「言い方がわるかったよ、いくつもっているの? いつもらえる?」

「6台なんだけど、今夜なら渡せるよ」

「どんなにステキな姿になるのか楽しみだな」

ヘンリーは一日中、興奮していました。

ヘンリーの姿をみようと、大勢の機関車が集まりました。

ところがヘンリーは全然かっこよくありません。

彼の引いてきた炭水車はみんな古くて汚くて、ごみがいっぱい詰まっていました。

「きれいに洗ってもらえよ。そうすればエンジンの調子もよくなるぜ」

出演
・トーマス
・ゴードン
・ジェームス
・ダック
・ドナルド
・パーシー
・ディーゼル
・ヘンリー

炭水車をもらえると、ヘンリーは喜んでいましたが、かっこいい炭水車でなかったですね。
うまい話はなかなかないようです。


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第71話 ビルとベンのけんか

あらすじ

ビルとベンはハット卿のもとで働く、いたずらなふたごの機関車です。
作業所から港の操車場まで貨車を押したり、引いたりしながら忙しく往復しています。

彼らは一緒にいるといつも何か楽しいことを思いつき、作業員にいたずらをしては喜んでいます。
でも、それがときどき騒ぎのもとになるのでした。

ある朝、ハット卿がやってきました。

「大事な荷物が操車場に着いた、手伝ってくれんか」

「はい、わかりました」

ふたりはその大事な仕事を、喜んで引き受けて操車場へと向かいました。

ボコが操車場で休んでいると、聞きなれた汽笛が聞こえてきます。

ふたごの機関車は忙しく働き、重い貨車を押したり引いたりしながら運びました。

やっとその日の仕事が終わると、ふたごたちはワクワクします。

はじめて転車台を使うからです。

最初に、ビルが転車台に乗りました。

ビルが全然降りようとしないので、係員が転車台を止めました。

ビルはしぶしぶ降ります。

しかし、係員がうっかり転車台の方向を間違えて、ビルは向こうからベンがやってくる線に降りてしまいました。

2台の機関車は急ブレーキをかけ、やっと止まります。

ふたりともにらみ合ったまま、動こうとしません。

ハット卿が怒りました。

翌日もベンは機嫌が悪いです。

ふたごの機関車たちは、一日中、お互いの悪口をいい合っていました。

最後には、人のよいエドワードまでが、我慢できなくなりました。

ボコはエドワードにある計画を話します。

それをエドワードの機関士はハット卿に伝えました。

翌朝、ハット卿はビルとベンを呼びます。

ハット卿はふたりで協力して、仕事をするようにいいますが、ベンがひとりでやるといいます。

ベンは貨車をつないで、引っ張ろうとしますが、貨車は重すぎてひとりではなかなか引っ張れません。

ふたりは笑い出します。

「交替でやるより、ふたりで一緒にやったほうがいいんじゃない」

お互い助け合うことは、すばらしいです。

でも、なによりもまた、仲良くなれたのが一番です。

出演
・ボコ
・エドワード
・ビル
・ベン

仲のよいふたりがけんかをして、どうなるかと思いましたが、仲直りができてよかったですね。


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第70話 うみをはしりたかったダック

あらすじ

パーシーとダックは港で働くのが好きです。

よく晴れた夏の夜などは、最高にすばらしいです。

ダックとパーシーは船が上げ下ろしする荷物を積んで、波止場を行ったり来たりしていました。

ある朝、ふたりは水平線にたくさんの船が浮かんでいるのを見ました。

ダックは、海を走ることを夢見ています。

そのとき、ヘリコプターのハロルドが飛んできて、話に入ってきました。

ハロルドは水平線の向こうまでいけるので、ダックはうらやましがります。

ダックはその日、一日中ヨットレースのことを話しました。

パーシーはうんざりします。

警報が鳴り、事故があったようです。
機関士は悪い知らせを持って帰ってきました。

けが人を病院まで運ぶことになります。

ダックは、病院があるとなりの駅に向かいました。

線路をすべるように、走ります。

バスのバーティーがやってきました。
けが人はお礼をいって、バーティーに乗り移ります。

その夜、パーシーとダックは波止場に遅くまで残っていました。

海はおだやかです。

流れ星に見えたのは、ハロルドでした。

ダックの上にヒラヒラと何かが落ちてきます。

ヨットの旗です。
ハロルドからのプレゼントでした。

ダックはときどき、水平線の向こうがわについて考えます。

出演
・パーシー
・ハロルド
・バーティー
・トーマス
・ダック

やっぱり、機関車はレールの上を走っているのが、かっこいいですね。


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第69話 あかはなのジェームス

あらすじ

牽引車のトレバーは果樹園で働いています。
小鳥がさえずり、木にはリンゴがなっていました。
とてもいい日です。

そこへ、ディーゼル機関車のボコがやってきました。

「ミツバチをおこらせないように」と話します。

ジェームスはボコにとやかくいわれるのが好きではないので、さっさと行ってしまいました。

ボコは次の駅で、ダックに会うために出発します。

ふたごのビルとベンは、構内で忙しそうに貨車を整理していましたが、ボコを見ると慌てて逃げていきました。

ジェームスがやってきて、「ディーゼル機関車にとやかくいわれたくない」といいます。

翌朝、ジェームスは客車を集めるため駅に行きました。
ホームは乗客であふれかえっています。
ポーターも大忙しです。

その時、事故が起こりました。
ミツバチの巣箱が倒れ、フタが開いてしまいました。

みんな、あわてて逃げだします。

ミツバチは寒いので、ジェームスのボイラーに集まりました。

一匹のミツバチが足にやけどをします。
ジェームスが、わざとやけどさせたと思い、怒りました。

そこでミツバチは、ジェームスの鼻をめがけて思いっきり、突き刺しました。

ジェームスは一目散に逃げ出します。

ジェームスたちは、ミツバチを追い払うため転車台で振りまわりますが、ダメでした。

次に、水で洗い流そうとしましたが、ミツバチはいっそうしがみつきます。

トンネルに入って、煙でいぶり出そうとしましたがムダでした。

果樹園に行って、巣箱を探しに行きます。

牧師が心配してジェームスを待っていました。

果樹園に着くと、ミツバチはまっしぐらに新しい巣箱に入っていきました。

夕方、ジェームスが機関庫で休んでいると、牧師が会いにきました。

「ミツバチを助けてくれてありがとう。クリスマスなら赤鼻のジェームスと呼んだのになぁ」

みんな笑い、ジェームスまでふきだしました。

その後、ジェームスは働きバチと呼ばれ、前より働き者になりました。

出演
・ダック
・トレバー
・ボコ
・ビル
・ベン
・ジェームス

ミツバチが逃げ出した時は、どうなるのかと思いましたが、ジェームスが鼻を刺されました。
ジェームスはかわいそうでしたが、前より働き者になってよかったです。

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第68話 トレバーとすてきなパーティー

あらすじ

トレバーは牽引車です。
形はずいぶん古いですが、本人は気にしていません。

友達のエドワードと同じように、自分はとても役に立っていると信じているからでした。

ある朝、早くトレバーは果樹園の中を走り回っています。
大事なニュースを早くエドワードに知らせたかったからでした。

海に行けない子どものためのお金を集めるために、パーティーを開くことになりました。
でも、エドワードは「線路がないと役に立たないだろう」といいます。

とても天気の良い日でしたが、エドワードは残念な気分でした。

次の日、トレバーがガッカリした顔をしていました。

今度は悪いニュースです。

牧師さんがポスターを貼り忘れたので、だれもパーティーに来ないといいます。

でも、エドワードはいい考えを思いつきました。

エドワードのボディーにポスターを貼ることです。

早速、実行され、ポスターを貼ったエドワードは、駅から駅へと楽しそうに走り回りました。

いよいよ、パーティーの日がやってきました。

でも、前の晩の激しい雨のため、地面がぬかるんでいます。

トレバーは子どもたちを乗せて、静かな田舎道を何回も往復しました。

事故が起こりました。

バーティーの車輪がぬかるんだ地面にはまり込んでしまっています。

そこへ、トレバーとトラクターのテレンスがやってきました。

丈夫なロープを使って、テレンスはバーティーをどろの中から助け出します。

夕方、牧師がエドワードと機関士に会いに来ました。

牧師は感謝し、エドワードは喜びます。

トレバーも、海に行けることになった子ども達のことを考えながら、幸せな気分で眠りにつきました。

出演
・エドワード
・バーティー
・テレンス
・トレバー

子ども達のために働いた、トレバーとエドワードはやさしいですね。


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第67話 トビーのつなわたり

あらすじ

ある日、パーシーは貨車に石を積むため石切場にやってきました。

あたり一面、雪や霜に覆われ物音ひとつしません。

パーシーが奥へ進むと、ディーゼル機関車のメービスが岩陰で休んでいます。

メービスはこの前の失敗をまだ、気にしていました。

パーシーの忠告もメービスは聞こうとしません。

貨車の整理は面倒な仕事です。

トビーのいうとおりにするには、一日中同じところを何度も行ったり来たりしなければなりません。

そこで、彼女は計画を練り、機関士に話します。

機関士はメービスの計画に気づかずに、メービスを石切場の端まで行かせることにしました。

2、3日すると暖かくなり、雪解けの季節が来ます。

石切場はまた、忙しくなります。

列車のなかにはとても長いものもあって、それをトビーに引き渡すために、踏み切りの向こう側まで引っ張っていくとこもありました。

そのとき、メービスにいい考えが浮かびました。

貨車に「踏み切りのところで突き飛ばしてよ」と頼みます。

だが、メービスがいないとき、トビーが自分で貨車を入れ替えようと、やってきました。

貨車たちは、メービスのかわりにトビーを突き飛ばすことにします。

トビーはブレーキをかけようとします。

それが貨車たちの合図でした。

トビーはすっ飛び、その後貨車たちは、はやしたてながらついてきました。

ところがその先の川では、雪解け水があふれて勢いを増し、橋がいまにも崩れ落ちそうになっています。

ついに、橋が崩れ線路がまるで渡り綱のようになってしまいました。

機関士は必死になって列車を止めようとしますが、橋はどんどんせまってきます。

機関士は力いっぱいブレーキをかけると、トビーはようやく橋の上で止まりました。

だが、車輪は頼りなげな線路の上です。
下を見ると、ものすごい流れが渦巻いていました。

事故の知らせを聞いて、メービスが助けに飛んで来ました。

トビーが落ちないよう、作業員が鎖で縛り付けている間に、メービスは貨車たちを引き離します。

そして、彼女はトビーを安全な場所まで引っ張りました。

しばらくして、ハット卿がやってきました。

メービスはハット卿に「自分のせい」だといい、「トビーの路線を走らせてほしい」といいます。

彼女の希望は叶い、幸せいっぱいです。

ハット卿も本当に彼女が優秀な機関車になったと思っています。

出演
・パーシー
・メービス
・トビー

たいした事故にならなくて、よかったです。
メービスの願いも叶ってよかったですね。


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第66話 いしきりばのメービス

あらすじ

メービスは、石切場で働くディーゼル機関車です。
彼女にはトビーと同じように、車輪を覆う板がついています。
メービスは若いので何でも自分のやり方でやり、トビーの貨車を毎日違う場所に置いてしまいます。

トビーはそのことに腹を立てていました。

トビーは「ひとりで運べよ」といい、メービスはかえって喜びます。

ディーゼルがやってきました。

メービスが「トビーは蒸気機関車じゃないと貨車が運べないとおもっているのよ」

ディーゼルは貨車のことは何もしらないのに、俺たちならもっとうまくやれるといいます。

トビーの路線は駅の裏で道と交差していました。
その道が霜のために凍ってコチコチになり、とても、滑りやすくなっていました。

そこで、トビーはその道にさしかかる前で一度停止して、機関助士が車と止めてから、勢いをつけて、走り出します。

後ろから貨車に押してもらうので、凍った線路の上も踏み切りをわたるのも大丈夫です。
これが一番安全です。

トビーはメービスにこの方法を教えました。

でも、貨車たちはメービスに振り回されていて、うんざりしていました。
貨車たちは仕返しをしようとします。

メービスはそんなことに、まったく気づかずに貨車を引いて、踏み切りで止まりました。

車はみんな、停止しました。

メービスはトビーの忠告を聞かなかったので、貨車たちの思う壺にはまってしまいます。

作業員が線路に砂をかけて、凍ったドロを取り除こうとしますが、うまくいかず、みんなイライラします。

メービスはとうとう泣き出してしまいました。

トビーは操車場でこの事故のことを知ります。

トビーは助けに向かいました。

怒った人々がメービスに文句をいっています。

トビーは蒸気を大量に出し、何度もスイッチしながら、メービスを押して列車を押し戻そうとします。

たいへんな力仕事なので、トビーの火は激しく燃えました。

熱い灰を助士たちは、凍ったドロを溶かすためにまきます。

ついに、もとに戻すことが出来ました。

彼女は貨車をもとに戻すと、一目散に自分の石切場に帰っていきました。

出演
・トビー
・ディーゼル
・バーティー
・テレンス
・メービス

困っているメービスを助けたトビーはかっこよかったですね。


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第65話 しんじられるきかんしゃ

あらすじ

すばらしいお天気です。

トーマスは朝から機嫌がいいです。

バーティーがやってきました。

ふたりは次の駅で、また、会いました。

バーティーは機関車が信じられないといいます。

トーマスは急いで次の駅に向かいます。

操車場では、ジェームスが機嫌悪そうに働いていました。

ジェームスはトーマスを見つけると病気のふりをします。

トーマスはジェームスが病気だと信じました。

トーマスはジェームスの貨車を引いて、石切り場に向かいます。

貨車たちはジェームスのやり方をうらんで、機嫌が悪いです。
トーマスにいたずらをします。

トーマスは石切り場の石を貨車に積むと、接続駅へと向かいました。

下り坂になると貨車たちがいたずらをはじめます。

トーマスはぬかるみにはまってしまいました。

ダックがやってきて、貨車を運び、エドワードがトーマスを運んでくれました。

駅に着くと、ジェームスがトーマスに話しかけます。

ジェームスもゴードンも反省しています。

その時、バーティーが到着しました。
すごく機嫌がいいです。

道を直してもらい、機関車が信じられるといっています。

「とくに、トーマスっていうのが最高だね」

ゴードンとジェームスは決まり悪そうに引き上げていきました。

出演
・トーマス
・ジェームス
・ゴードン
・ダック
・エドワード
・バーティー

トーマスは災難でしたが、最後はバーティーが機関車を信じられるようになってよかったです。


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第64話 おくれたゆうびんしゃ

あらすじ

夜、ほとんどの機関車が機関庫で休んでいる時、ジーっと耳を澄ますと機関車の汽笛や車輪の音が聞こえて来ることがあります。
それは、郵便車の音でした。

一台はトーマスが引っ張り、もう一台はパーシーは引っ張ります。
荷物が重過ぎて、機関車一台だけではむりなのでした。

郵便は港で積み込まれ、トーマスとパーシーがそれを駅まで送ります。

晴れた夜なら明るい月の光がふたりのお供をしてくれますが、真っ暗で星さえ見えない時もあります。

でも、どんな天気の時でも、線路の明かりが行く手を照らしてくれます。

ある晩、パーシーは連絡駅でヘンリーを待っていました。
本線の列車が遅れているようです。

やっと、ヘンリーが到着しました。

パーシーは必死で走ります。

だが、仕事を終えた時はもう、日が昇っていました。

ハロルドがやってきて、「配達にしては、遅すぎるんじゃない」といいます。

パーシーはとても疲れていて、説明する気にもなりませんでした。

パーシーは機関庫にもぐりこむと、まるで死んだように眠りました。

その夜、パーシーの機関士は早めに出発することにしました。

トーマスが連絡駅で待っています。

ふたりが出発しようとした時、聞きなれた音が聞こえてきました。

ハロルドがやってきました。

ハロルドは「うわさが飛び回っている」といいます。

その夜はすべてが順調に進みました。

トーマスとパーシーはどの駅も時間通りに停車しました。

トーマスはある駅で、困っている人に気づきます。
最終列車に乗り遅れてしまったのです。

乗せていくことにしました。

次の日の午後、パーシーは飛行場で休んでいるハロルドを見かけます。

風が強くて飛べないようです。

その晩、ハット卿は例の乗り遅れた人からの手紙を見せました。

「“君たちはふたりともすばらしい”と書いてある。郵便車は鉄道の誇りだな」

出演
・トーマス
・ヘンリー
・ハロルド
・ダック
・パーシー

郵便が遅れてしまうこともありましたが、困っている人を助け、感謝されてよかったですね。


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