あらすじ
ある日、エドワードとトレバーがおしゃべりをしていると、ダグラスがやってきました。
重そうな貨車を引いています。
「仕事中にムダ話はいけませんな」
エドワードはムッとします。
後でエドワードはダグラスに文句をいいました。
その晩、ダグラスは夜行の貨物列車を引いて、遠くの駅までやってきました。
そこはディーゼル機関車しか、働いていない駅でした。
彼が支線に入り、帰り支度をしていると「シュー」という音が聞こえてきます。
「そこにいるのは、だれです?」
「あなたは、ハット卿のところの機関車ですか?」
「えぇ、そうですよ」
「よかった。ぼくはオリバー。いっしょにいるのはブレーキ車のトードです」
「何をしていんですか?」
「逃げ出すところです」
「また、どうして?」
「スクラップにされそうなんです」
「ええー」
ダグラスは、エドワードがトレバーを助けた話を思い出しました。
「私がたすけてあげましょう」
ダグラスの機関士も協力してくれることになり、準備が進められます。
「わたしが引っ張りますから、ついてきてくださいね」
ところが、駅を抜けようとしたところで、作業員に呼び止められてしまいました。
「これを引っ張っていっちゃいかん」
「このスクラップを引き取るところなんですよ」
ダグラスの機関士にそういわれて、作業員はオリバーをジロジロ見回しました。
「どうやらそのようだな。通ってもいいぞ」
「いやー、あぶないところでしたな~」
「ありがとう、本当にドキドキしちゃったよ」
彼らの冒険が終わったのは、明け方でした。
「やっと、着きましたよー」
「シー、まだみんな眠っているよ。オリバーが泊まれるところをみつけてやらなくっちゃ」
「いろいろありがとう。命拾いしたよ」
次の日、ダグラスはみんなにオリバーのことを話しました。
「ハット卿に知らせなくっちゃ」
「オッホン、わしならここにおるぞ、どうしたんだ?」
「もう一台、機関車を増やしてくれませんか?」
「それも蒸気機関車がいいな」
「スクラップに、なりそうなのでもいればな」
「ピッタリのがいますよ、オリバーです」
「ハハハ。君の機関士から聞いてすべて知っていたんだよ。そのオリバーはいま、修理工場にいる」
「わーい、やったー」
オリバーとトードは、大西部鉄道の機関車にふさわしい色に、塗りなおしてもらいました。
いま、オリバーはダックの支線で楽しく働いています。
みんなはその支線を小さな大西部鉄道と呼ぶようになりました。
出演
・トーマス
・ダグラス
・エドワード
・ダック
・ゴードン
・ヘンリー
・ジェームス
・パーシー
・トレバー
・オリバー
オリバーに何があったのかはわかりませんが、無事に逃げ出せてよかったです。
それにしても、機関車のみんなも、ハット卿もやさしいですね。
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