あらすじ
ある日、パーシーは貨車に石を積むため石切場にやってきました。
あたり一面、雪や霜に覆われ物音ひとつしません。
パーシーが奥へ進むと、ディーゼル機関車のメービスが岩陰で休んでいます。
メービスはこの前の失敗をまだ、気にしていました。
パーシーの忠告もメービスは聞こうとしません。
貨車の整理は面倒な仕事です。
トビーのいうとおりにするには、一日中同じところを何度も行ったり来たりしなければなりません。
そこで、彼女は計画を練り、機関士に話します。
機関士はメービスの計画に気づかずに、メービスを石切場の端まで行かせることにしました。
2、3日すると暖かくなり、雪解けの季節が来ます。
石切場はまた、忙しくなります。
列車のなかにはとても長いものもあって、それをトビーに引き渡すために、踏み切りの向こう側まで引っ張っていくとこもありました。
そのとき、メービスにいい考えが浮かびました。
貨車に「踏み切りのところで突き飛ばしてよ」と頼みます。
だが、メービスがいないとき、トビーが自分で貨車を入れ替えようと、やってきました。
貨車たちは、メービスのかわりにトビーを突き飛ばすことにします。
トビーはブレーキをかけようとします。
それが貨車たちの合図でした。
トビーはすっ飛び、その後貨車たちは、はやしたてながらついてきました。
ところがその先の川では、雪解け水があふれて勢いを増し、橋がいまにも崩れ落ちそうになっています。
ついに、橋が崩れ線路がまるで渡り綱のようになってしまいました。
機関士は必死になって列車を止めようとしますが、橋はどんどんせまってきます。
機関士は力いっぱいブレーキをかけると、トビーはようやく橋の上で止まりました。
だが、車輪は頼りなげな線路の上です。
下を見ると、ものすごい流れが渦巻いていました。
事故の知らせを聞いて、メービスが助けに飛んで来ました。
トビーが落ちないよう、作業員が鎖で縛り付けている間に、メービスは貨車たちを引き離します。
そして、彼女はトビーを安全な場所まで引っ張りました。
しばらくして、ハット卿がやってきました。
メービスはハット卿に「自分のせい」だといい、「トビーの路線を走らせてほしい」といいます。
彼女の希望は叶い、幸せいっぱいです。
ハット卿も本当に彼女が優秀な機関車になったと思っています。
出演
・パーシー
・メービス
・トビー
たいした事故にならなくて、よかったです。
メービスの願いも叶ってよかったですね。
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