第67話 トビーのつなわたり

あらすじ

ある日、パーシーは貨車に石を積むため石切場にやってきました。

あたり一面、雪や霜に覆われ物音ひとつしません。

パーシーが奥へ進むと、ディーゼル機関車のメービスが岩陰で休んでいます。

メービスはこの前の失敗をまだ、気にしていました。

パーシーの忠告もメービスは聞こうとしません。

貨車の整理は面倒な仕事です。

トビーのいうとおりにするには、一日中同じところを何度も行ったり来たりしなければなりません。

そこで、彼女は計画を練り、機関士に話します。

機関士はメービスの計画に気づかずに、メービスを石切場の端まで行かせることにしました。

2、3日すると暖かくなり、雪解けの季節が来ます。

石切場はまた、忙しくなります。

列車のなかにはとても長いものもあって、それをトビーに引き渡すために、踏み切りの向こう側まで引っ張っていくとこもありました。

そのとき、メービスにいい考えが浮かびました。

貨車に「踏み切りのところで突き飛ばしてよ」と頼みます。

だが、メービスがいないとき、トビーが自分で貨車を入れ替えようと、やってきました。

貨車たちは、メービスのかわりにトビーを突き飛ばすことにします。

トビーはブレーキをかけようとします。

それが貨車たちの合図でした。

トビーはすっ飛び、その後貨車たちは、はやしたてながらついてきました。

ところがその先の川では、雪解け水があふれて勢いを増し、橋がいまにも崩れ落ちそうになっています。

ついに、橋が崩れ線路がまるで渡り綱のようになってしまいました。

機関士は必死になって列車を止めようとしますが、橋はどんどんせまってきます。

機関士は力いっぱいブレーキをかけると、トビーはようやく橋の上で止まりました。

だが、車輪は頼りなげな線路の上です。
下を見ると、ものすごい流れが渦巻いていました。

事故の知らせを聞いて、メービスが助けに飛んで来ました。

トビーが落ちないよう、作業員が鎖で縛り付けている間に、メービスは貨車たちを引き離します。

そして、彼女はトビーを安全な場所まで引っ張りました。

しばらくして、ハット卿がやってきました。

メービスはハット卿に「自分のせい」だといい、「トビーの路線を走らせてほしい」といいます。

彼女の希望は叶い、幸せいっぱいです。

ハット卿も本当に彼女が優秀な機関車になったと思っています。

出演
・パーシー
・メービス
・トビー

たいした事故にならなくて、よかったです。
メービスの願いも叶ってよかったですね。


応援よろしくお願いします
人気ブログランキングへ

ペン型カメラ格安販売
小型カメラ専門店ならではの商品を最大50%オフで提供しています。
高画質の小型カメラを多数扱っています。