あらすじ
毎年、夏になると、ソドー島はとてもいそがしいです。
夏休みの天気のいい日には、大勢の人々が観光にやってきました。
山が好きな人がいれば、谷間に行きたいという人もいます。
子どもたちは海辺が大好きです。
ある朝、トーマスは海岸線の線路を走っていました。
客車のアニーとクララベルは海に行く子どもたちでいっぱいです。
みんな、楽しそうです。
パーシーは港に貨車を引いていくところでした。
「やあ、トーマス、楽しそうだね。ぼくも貨車じゃなくて子どもたちを乗せたいよ」
「日曜学校の子どもたちを乗せているんだ。でも、今夜は忙しくて、帰りはきみが子どもたちを乗せてくれない?」
「いいとも、まかしてよ」
その後、パーシーはハロルドに会いました。
「いま、厳重警戒中なんだ。ぼくの助けがいりそうなんだ、きみも気をつけろよ」
「どんな、天気でもレールさえあれば、どこにでもいけるよ」
パーシーは途中で、エドワードに会いました。
「パーシー、嵐が来るから気をつけて」
「約束は約束さ、天気なんて関係ないよ」
子どもたちは、はじめは天気に恵まれましたが、お茶の時間になると黒い雲が現れました。
アニーとクララベルはパーシーが来るのを待っています。
雨が、パーシーのボイラーに流れ込みました。
「あぁ、冷たい。早く機関庫に帰って休もう」
パーシーは精一杯走り、海辺の村を抜けて、田園地帯にやってきました。
川は水かさがどんどん増してきます。
パーシーは必死で雨の中を進み増したが、もっと、たいへんなことが待ち受けていました。
水かさの増えた川に入ってしまいました。
「ボイラーの火が消えちゃうよ」
機関士たちは乾いた板を探しに、車掌車に行きました。
「床板を少しわけてくれないか」
助士が車掌に頼みました。
「え、床板を?」
車掌はしぶりながらも協力してくれて、火は勢いよく燃えはじめました。
「あったか~い」
そのとき、ハロルドがやってきました。
「はぁ~、ハロルドに笑われるんだろうな」
ハロルドからパーシーの上に何か落とされました。
温かい飲み物を落としてくれました。
パーシーの車輪が水の中で回りはじめました。
蒸気が切れかかりましたが、走り続けます。
力をふりしぼり、ついに、終点に着きました。
「よくやったな、パーシー。きみは約束をはたしたんだよ」
ハット卿がハロルドに乗って、やってきました。
機関士たちをねぎらい、パーシーにいいました。
「ハロルドがいっていたぞ。パーシーすごい、潜水艦みたいに走るなんで出来ない」
「ありがとうごさいます」
出演
・トーマス
・エドワード
・ハロルド
・パーシー
パーシーは洪水の中を一生懸命走りました。
約束を守りえらかったですね。
応援よろしくお願いします
人気ブログランキングへ