あらすじ
ダックは大きな駅の操作場で、一生懸命働いています。
客車を引くこともあれば、貨車を押すこともありました。
どんな仕事でも、ダックは文句も言わずにこなしています。
ある日、ダックが機関庫で休んでいると、ハット卿がやってきました。
ダックに「支線を持ってみないか」といいます。
というわけで、ダックは新しい支線を受け持つことになりました。
責任のある仕事をもらいとてもうれしかったです。
彼の支線は、海岸を通って港までつながっています。
ダックはこの支線のカーブを走るのが大好きでした。
煙が潮風になびき、彼の緑のボディは太陽を浴びて輝いています。
ダックは「休みの日みたいだな」といっていますが、今まで以上に忙しくなります。
ハット卿が港に、新しい駅を建設していました。
ダックは仕事があればどこまでも、重たい貨車を引いてきます。
バーティーはダックの乗客の面倒をみたし、他の機関車たちも手伝いましたが、この仕事には時間がかかりました。
そこら中、騒音とホコリでいっぱいです。
ダックは自分の仕事がどんなに大事か、ドナルドに永遠に語り続けました。
ドナルドに「ガーガーとあひるみたいだ」といわれて、怒りました。
次の日、ダックは機関士たちに話しました。
「あひるみたいだと、ドナルドがいうんだ」
ダックと機関士たちはドナルドに仕返しをすることにします。
その日は、どの機関車も忙しくて、お互いに話も出来ませんでした。
ドナルドもガーガーとからかうヒマもありません。
ドナルドが眠りにつくと、ダックの機関士と助手は、ドナルドのタンクに何かを入れます。
翌朝、ドナルドが水を入れるために停車すると、思いがけないお客が乗っていることに気づきました。
小さな白いあひるがタンクの中から飛び出してきます。
ドナルドはだれがやったか、わかっているようでした。
あひるは大人しく、助手のサンドイッチを分けてもらい、パクパク食べました。
そして、炭水車に乗ったままです。
他の機関車たちはこのあひるのことを知って、ドナルドをからかいました。
あひるは旅行に飽きてしまい、駅で飛び降りてしまいます。
その夜、ドナルドの機関士と助手は、ダックにお返しをすることにしました。
翌朝、ダックの作業員たちがやってきます。
石炭入れの下に、卵が入った巣箱が置いてありました。
「ドナルド、君の勝ちだよ。君を負かすには頭がいるね」
ダックがいいました。
あひるは、近くの池に放されて、通り過ぎる列車を見送ります。
駅長はあひるにデイリーと名づけましたが、他のみんなは、ドナルドのダックと呼び続けました。
出演
・トビー
・ドナルド
・ダック
ダックは働きもので、関心します。
仕返しも、仕返しの仕返しも、かわいいものでしたね。
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