第101話 ブルーベルれっしゃ

あらすじ

ラスティーは春の田舎を走るのが、大好きです。

ブルーベルの花が咲き、空気は甘く香ります。

こんなきれいなところはないと、ラスティーは思いました。

ある日、ラスティーが休んでいると、トーマスが通りかかりました。

ラスティーの機関士が元気がないようです。

機関士にラスティーが聞いてみました。

「なにか心配事があるのですか?」

「ああ、その通りだ。このブルーベル線を走る機関車が必要なんだよ」

あとで、ダグラスとパーシーに会いました。

ラスティーには考えがあります。

「機関車を探すのを手伝ってくれる?」

ラスティーはことの次第を話しました。

ラスティーは決心して、機関車を探しに行きます。

機関士にラスティーは計画を話しました。

その晩、ラスティーが機関庫に帰ってくると、機関士はいいます。

「支配人がいってたぞ。ブルーベル機関車が見つかったら、機関庫を作るってさ」

「さっそく明日探しに行きましょう」

もう一つの鉄道にたどり着くまで、丸一日かかります。

辺りは闇が包み、冷たい風が吹き抜けました。

「いまの音、なんだろう?」

それは、スクラップの山のギシギシという音でした。

不気味なディーゼルたちが音を立てずに、見張りに立っています。

「お前は何者だ」

ラスティーは勇気を振り絞りました。

「ぼくは線路と車庫の調査官だ。車庫に機関車はあるかね?」

「いいや、一台もない」

ラスティーが食い下がります。

「じゃあ、退避線の方は?」

「一台ある」

ラスティーは奮い立ちました。

「それなら、ぼくが行って調査しよう」

暗い退避線の片隅に、高い煙突のついた小さな機関車がうずくまっていました。
機関士が運転台で体を丸めています。

「ちょっと、ごめんよ。きみはブルーベルの花が好きかい?」

機関車はびっくりしました。

「ブルーベルの花はきれいだよね」

「これからブルーベルをいっぱい見られるよ。さあ、ここから出よう」

大急ぎで、仕事が始まりました。

なかなか火が灯りませんでしたが、じきに炎が燃え上がり機関士は蒸気を蓄えました。

ラスティーの機関士は助士として、乗り込みます。

いざ、出発です。

彼らは不気味なディーゼル軍団を通り過ぎました。

「どこへ行くんだ」

「ちょっとそこまで連れて行くのさ」

ラスティーが答えます。

そして、彼らは一目散に逃げ出しました。

「やったー、境界線を越えたぞ」

ラスティーと機関車が到着すると、歓迎の嵐が待っていました。

いまでは、小さな機関車も幸せでいっぱいです。

ブルーベルの花が咲くころになると、観光客を乗せて走っていきます。

彼の名は、ステップニー。
でも、みんなはブルーベル機関車と呼んでいます。

出演
・トーマス
・パーシー
・ダグラス
・ラスティー
・スッテプニー

ラスティーは勇気を出して、スッテプニーを連れ出しましたね。
幸せになれてよかったです。


応援よろしくお願いします
人気ブログランキングへ

ペン型カメラ格安販売
小型カメラ専門店ならではの商品を最大50%オフで提供しています。
高画質の小型カメラを多数扱っています。