第97話 とくせいのえんとつ

あらすじ

ソドー島は、冬の真っ只中です。

ピーター・サムが、不安げに走っていました。

貨車との事故以来、煙突がグラグラしています。

叩きつけるような風が、煙突を吹き飛ばそうとしています。

ピーター・サムが特製の煙突の話ばかりするので、物笑いの種になっていました。

風がビュービュー、吹いています。

雨も降り出し、小川が急流となって線路がいまにも押し流されそうです。

ディーゼルのラスティーは、行ったり来たり、懸命に作業員を運びました。

水の流れをよくするために、折れた枝や落ち葉が取り除かれました。

ところが、ある朝、機関士が悪い知らせを持ってきます。

トンネルのそばで、土砂崩れです。
復旧工事にかかります。

復旧工事は予定よりも、長引きました。

天候もどんどん変化します。

辺りは霧に覆われて、凍りつくような寒さになりました。

ついに、工事が終わりました。

ピーター・サムが、始発列車を引いて慎重に走っています。

やがてトンネルに近づきました。

トンネルはカーブしていて、見通しがききません。

ピーター・サムに危険が迫りました。

「あれ、天井から何かぶらさがっているぞ」

ピーター・サムが別人のようになってトンネルから出てきました。

煙突がなくなっています。

ピーター・サムは再び、出発しましたが、煙突なしでは思うように走れません。

助士が線路の脇に落ちていた、配水管を見つけました。

「これを煙突の代わりにしよう」

ピーター・サムは配水管をボイラーにくくりつけて、旅を終えました。

みんな大笑いし、サー・ハンデルが歌いだします。

みんながピーター・サムをからかっているうちに、やっと新しい煙突が届きました。

ピーター・サムの新しい煙突は、特製のパイプで煙が吐き出しやすいです。

いまでは、だれもピーター・サムの煙突を笑いません。

出演
・ピーター・サム(スチュアート)
・サー・ハンデル(ファルコン)
・ラスティー

新しくてかっこいい煙突でよかったですね。
煙突が取れてしまったときは、本当に別人のようでした。


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