第102話 トーマスとステップニー

あらすじ

タンク機関車のトーマスは上機嫌です。

青いボディはまぶしく光っているし、定刻通りに走っているし、支線の風景は目を見張るほど美しいです。

パーシーからステップニーが来るという話をトーマスは聞きました。

一方、スッテプニーは颯爽と自分の支線を走っていました。

野原や森を走る支線だが距離が短いので、彼はちょっと物足りないと思っています。

ラスティーがやっていきました。

スッテプニーをスクラップの山から救ったディーゼルです。

機関士にスッテプニーは相談しました。

夕方、機関士がビックニュースを持ってきました。

ハット卿の招待で、ほかの機関車に会えることになりました。
これで長距離を走れます。

翌朝、彼らは出発しました。

そのころ機関車たちは、スッテプニーのうわさをしていました。

遠くから汽笛が聞こえてきます。

スッテプニーが堂々と入場してきました。

みんなが喜んで出迎えます。

スッテプニーはダックの手伝いをしました。

やっとトーマスが駅にもどってきましたが、いそがしいといっていってしまいました。

トーマスが見えなくなると、大声が上がります。

次の瞬間、駅員の指令が飛びます。

「全車両停止」

信号所に電話がかかりました。

トーマスはイライラしています。

退避線に入って、他の列車を通さなければなりません。

耳慣れない音が響いてきました。

ヘッドライトをつけたステップニーが汽笛を鳴らしながら、猛スピードで走り去っていきます。

トーマスはびっくりしました。

翌朝、トーマスは腹の虫がおさまりません。

スッテプニーがやってきました。

「きのうは、ごめんなさい。でも、緊急だったんだ」

「緊急?」

「きみが出発した後、えらい人が到着してね。彼を乗せる役をダックがゆずってくれたんだ。最高だったけど、でも…」

「でも、こういいたいんだろう? 慣れない線路を走るのは緊張するって」

「その通りだよ。さすがだね!」

これで、トーマスの気分もよくなりました。

さっきまでの不機嫌はどこへやら、トーマスはさっそく、支線を話をはじめました。

出演
・トーマス
・パーシー
・エドワード
・ダック
・ダグラス
・ラスティー
・スッテプニー

スッテプニーの願いがかなって、長距離を走ることが出来ました。
トーマスと仲直りできてよかったですね。


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第101話 ブルーベルれっしゃ

あらすじ

ラスティーは春の田舎を走るのが、大好きです。

ブルーベルの花が咲き、空気は甘く香ります。

こんなきれいなところはないと、ラスティーは思いました。

ある日、ラスティーが休んでいると、トーマスが通りかかりました。

ラスティーの機関士が元気がないようです。

機関士にラスティーが聞いてみました。

「なにか心配事があるのですか?」

「ああ、その通りだ。このブルーベル線を走る機関車が必要なんだよ」

あとで、ダグラスとパーシーに会いました。

ラスティーには考えがあります。

「機関車を探すのを手伝ってくれる?」

ラスティーはことの次第を話しました。

ラスティーは決心して、機関車を探しに行きます。

機関士にラスティーは計画を話しました。

その晩、ラスティーが機関庫に帰ってくると、機関士はいいます。

「支配人がいってたぞ。ブルーベル機関車が見つかったら、機関庫を作るってさ」

「さっそく明日探しに行きましょう」

もう一つの鉄道にたどり着くまで、丸一日かかります。

辺りは闇が包み、冷たい風が吹き抜けました。

「いまの音、なんだろう?」

それは、スクラップの山のギシギシという音でした。

不気味なディーゼルたちが音を立てずに、見張りに立っています。

「お前は何者だ」

ラスティーは勇気を振り絞りました。

「ぼくは線路と車庫の調査官だ。車庫に機関車はあるかね?」

「いいや、一台もない」

ラスティーが食い下がります。

「じゃあ、退避線の方は?」

「一台ある」

ラスティーは奮い立ちました。

「それなら、ぼくが行って調査しよう」

暗い退避線の片隅に、高い煙突のついた小さな機関車がうずくまっていました。
機関士が運転台で体を丸めています。

「ちょっと、ごめんよ。きみはブルーベルの花が好きかい?」

機関車はびっくりしました。

「ブルーベルの花はきれいだよね」

「これからブルーベルをいっぱい見られるよ。さあ、ここから出よう」

大急ぎで、仕事が始まりました。

なかなか火が灯りませんでしたが、じきに炎が燃え上がり機関士は蒸気を蓄えました。

ラスティーの機関士は助士として、乗り込みます。

いざ、出発です。

彼らは不気味なディーゼル軍団を通り過ぎました。

「どこへ行くんだ」

「ちょっとそこまで連れて行くのさ」

ラスティーが答えます。

そして、彼らは一目散に逃げ出しました。

「やったー、境界線を越えたぞ」

ラスティーと機関車が到着すると、歓迎の嵐が待っていました。

いまでは、小さな機関車も幸せでいっぱいです。

ブルーベルの花が咲くころになると、観光客を乗せて走っていきます。

彼の名は、ステップニー。
でも、みんなはブルーベル機関車と呼んでいます。

出演
・トーマス
・パーシー
・ダグラス
・ラスティー
・スッテプニー

ラスティーは勇気を出して、スッテプニーを連れ出しましたね。
幸せになれてよかったです。


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第100話 ゆうかんなきかんしゃ

あらすじ

ダンカンがブツブツ不平をこぼしています。

ボディを磨いてくれないとか、働きすぎとか、なかでも乗客の悪口が一番多いです。

スカーロイがレニアスの話をしはじめました。

スカーロイとレニアスが、がんばらないと路線は閉鎖に追い込まれてしまう状況でした。

必死にスカーロイは走りましたが、車輪が痛くてどうしようもありません。

レニアスは自分の出番だといって、出て行きました。

蒸気が切れても、必死に駅にたどり着きそこで休憩します。

「途中で止まるとお客がいやがるからね」

話を聞いて、ダンカンはムッとしました。
陸橋でわざと、止まったことがあるからです。

ところが、レニアスも途中で止まったことがあるそうです。

そのお話です。

その日は、雨と風の悪天候で線路がズルズル滑ります。
レニアスは満員の客車を引っ張っていました。

お客は車掌車にまで、あふれていました。

決して快適な旅ではありませんでした。

レニアスの車輪がスリップします。
線路が急な登りになってきたのでした。

滑っていた車輪がようやくレールをつかみました。

ところが、止まってしまいます。
そこは人里はなれた、へんぴな場所でした。

機関士が慎重に点検しました。

バルブ装置が壊れています。
次の駅まで行かなくてはなりません。

再び、走り始めます。

レニアスは力をふりしぼりました。

「もしぼくがここで負けたら、お客さんは怒るし、鉄道は閉鎖されてしまう」

目の前がかすんで、もうヘトヘトで体力の限界にきていました。

でも、彼はがんばって車輪を動かします。

ついに、駅が間近に近づきました。
疲労と闘いながらの、勝利です。

「ついにやったぞ」

お客さんにほめてもらい、機関士は大喜びです。

「お前は本当に勇敢な機関車だ。休んでいる間に修理をしておくよ。それで明日への準備も万全だ」

「そうなんだ、レニアスは明日への準備を怠らない」

「そのことを聞いてよかったよ。おいらが間違っていた。お客さんが一番大切だ」

翌日、レニアスが帰ってきました。

仲間が全員で、出迎えます。

エドワードが貨車を止めると、レニアスが線路に降ろされました。

それを合図に、大きな汽笛や小さな汽笛のコーラスが始まりました。

みんな喜んでいます。

なかでも一番うれしそうなのは、レニアスでした。

「なあ、スカーロイ、こうやって歓迎されると本当にわが家に帰ってきた感じがするよ」

出演
・スカーロイ
・ダンカン
・ピーター・サム(スチュアート)
・レニアス
・トーマス
・ジェームス
・エドワード
・ヘンリー
・ゴードン

レニアスがもとってきてよかったですね。
ダンカンも反省をして本当によかったです。


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第99話 ボディーをみがいて

あらすじ

ナンシーは車掌の娘さんです。

ある日彼女は、スカーロイをボロキレで磨いていました。
おしゃべりしたいのに、スカーロイは転寝をしています。

ベニヤスのことが、まぶたに浮かびます。

彼が修理に出される前の楽しい日々のことを、思い出していいました。

また、ナンシーが邪魔をします。

「ベニヤスが帰ってくるのにおめかししないの」

スカーロイが目を覚まします。

ナンシーにまた、磨いてもらいます。

ダンカンがやってきました。
ダンカンはヤキモチ焼きです。

ナンシーは忙しいというと、ダンカンは気を悪くしました。

彼は文句を言うのが仕事です。
いつまでもふてくされていました。

その日の午後、電話で悪い知らせが入ります。

スカーロイの客車が脱線しました。

ダンカンに作業員を連れて出発しようといいます。

ダンカンは文句をいいますが、出発します。

すでに、スカーロイはいませんでした。

真ん中の客車が脱線したので、前の車両を引っ張って駅に向かったのでした。

ダンカンは作業車を待避線に入れます。

作業員たちが、現場を片付けます。

そのあとで、ダンカンが残った車両の乗客を送り届けました。

彼はずーと、不機嫌でした。

ダンカンはわざとペースを落とします。

機関士はダンカンの蒸気が充分に出るのを待つことにしました。

でも、ダンカンは一向にやる気を起こしません。

やがて蒸気も蓄えられ、ダンカンは再び出発しました。

だが、彼の機嫌は一向に良くなりません。

ようやく、駅の近くの陸橋にたどり着きました。

ダンカンの不機嫌は頂点に達していました。

動こうとしません。

スカーロイがやってきて、ダンカンと客車を駅のホームまで運びました。

乗客はカンカンに怒っています。

その夜、ハット卿がダンカンに警告しました。

ハット卿にいわれても、懲りていないようです。

出演
・スカーロイ
・ダンカン

ダンカンの機嫌には困ったものですね。


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